3月3日、金沢フォーラスで開かれた
Né-netデザイナー高島一精さん、
graf代表服部滋樹さんのトークに行ってきました。
3月1日に金沢フォーラスにNé-netがオープン、
それを記念したイベントです。
もともと仲良しのお二人が雑談するといったふうな、
非常に(いい意味で)ゆるいトークでした。
個人的に、高島さんの発言で驚いたことがいくつか。
まず就職活動。
したことがないと。
文化服装学院在学中から、あちこちのアパレルコンテストに参加、
入賞を繰り返して3年間で賞金トータル300万!
(しかもそのお金はほとんど親孝行で使ったそう・・・)
そのコンテストを通して
hiromichi nakanoでおなじみ
中野裕通氏と知り合い、誘われて入社。
しかしカバン持ちなど、アパレルデザインにあまりかかわれず
その後イッセイミヤケに転職、ネネット設立に至る、と・・・
在学中から才能を発揮していたんですね~。
そしてデザインのテーマ。
ほとんど悩まず、ほぼ「降りてくる」と。
デザインコンセプトなどの真意も「そこまで深く考えてない」と。
直感形の天才です。
このセリフ、どっかで聞いたことがあると思ったら
横尾忠則先生も同じようなことをおっしゃっていた・・・
テーマは自分から見つけるのではなく、
そちらから勝手にやってくる、と講演で聞いたことがある。同じだ。
また、ネネットでは「インドの向こう側」「ロシア」などの
異国をテーマにすることが多いものの、実際行くことはなく、
自分の中のイメージを最大限ふくらませて妄想しまくってから
デザインするそうです。
あの微妙なうさんくささとかわいさの同居は、
このような思考から産まれるのか。なるほど。
さらに。
終演後、写真撮影に気軽に応じてくださったのですが(このフレンドリーさ!)、
「デザインが思いつかなくて悩むことってありますか?」との質問、
「ないっすね~」と のお答え!!
て、て、て、天才や・・・
ネネット、ますますファンになってしまいました。
フォーラス、これからもっと足を運びそう。