身体のいいなり (朝日文庫)
乳癌と診断されてから、なぜか心身ともに健やかになっていった自らの闘病体験を、ベストセラー『世界屠畜紀行』の著者がつづる。働き盛りの女性に贈りたい、オンナのカラダとココロの不思議に迫る新境地エッセイ。講談社エッセイ賞受賞作。
これは名著です。
読みやすく、しかも内容も充実。
40代前に乳ガンとなってしまった著者さんの闘病記ですが、
とにかく「自分の話」のみ、主観のみが描かれています。
まったくおしつけがましくなく、
闘病記なのに軽い、読みやすい。
ガンの人に向けたのではない、あくまで個人の体験。
そしてお金がない中でもいかに闘病したか。
エッセイの賞を受賞したのも分かるおもしろさでした。