金沢には美食で有名なお店が
多々ありますが、
鍋といったらここ「太郎」。
出汁。出汁が最高。
鍋なのに1人前5150円しますが、
それも納得の味。
親が、子供の小学校入学祝いに連れてってくれました。
主計町茶屋街にあります。
駐車場も数台ですがあります。
メニューは寄せ鍋のみ。
これで4人前です。
これを、「社長しか調合を知らない」(仲居さん談)
極上のだし汁で煮ます。
全部仲居さんがやってくれるので、
お客は食べるだけでOK。
具は季節が変わってもほぼ固定だそうで、
お魚はタラとタイ。
4月なのでカキも入りました。
ほかは白菜、大根、しいたけ、えのきなど
ほんと鍋の具材のド定番だけが入ります。
これが1回目。こんな盛りが計3回もらえます。
ただの鍋と思うなかれ。
ほんとに、なぜこんなに美味なのか。
出汁のちからがすごい。
白菜や大根などが上品極まりない味に。
一滴も残したくない、和のスープといえましょう。
一度さらえてから、また次の具材を入れてもらえます。
それが計3回。
2回目。
3回目。
そしてこのころには
結構満腹になってます。
しかしここからが本番!
まず、太郎の代名詞ともいえる「きびもち」が。
きびの実とお餅を同量まぜてつくったものらしい。
餅だけではない、穀物のコクが感じられ、
おいしいお出汁を少し吸い込んでいます。
名物になるだけの味。
さらに最後には、今まで煮た具材の味が出た
お雑炊にしてもらえます。
このお雑炊はもう出色もの。
こんなにおいしいお雑炊は、人生でも何度味わえるか。
卵が入らず、出汁の味がダイレクトに。
満腹でも何度も食べたくなるほど。
鍋で5000円なんて高く感じるかもしれませんが、
この味はそれだけ出さなくては
食べられないと思う。
いやむしろこのレベルの高さではお手頃と感じるほど。
そしてロケーションもいい。
主計町茶屋街。
金沢らしい情緒が感じられます。
頻繁に来られるわけじゃないけど、
金沢っ子なら一度は記念日にでも行くべき名店です。
ちなみに7~8月だけ、鍋はお休みするそうです。