砂の女 (新潮文庫) 安部 公房 新潮社 2003-03 売り上げランキング : 3047 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
先日の中国出張のお供。
いやー・・・
これは・・・
いいですね・・・
すばらしい不条理密室劇。
人間のもやもやした内面を描き出した名作。
これこそが小説の力。
映画化されたり、世界で評価されたり
それもよく分かる名作でした。
解説はWikipediaに譲るとして。
不可解、そして何も変わらない現実。
すべてが仕組まれているような閉塞感。
饒舌に思えるけれど、それが心地よい文体。
すべてにおいてツボ。スキがない。
幻想的な雰囲気・非現実感では
マルケスのほうが好きですが、
これから安部公房は読み深めていきたい。