出張。
それはつまり「楽しみは現地の食のみ」。
忙しく取材・撮影にまわる中で
ご飯がたのしみのひとつになります。
というかたのしみのメインといってもいい。
そんなこんなで先日は東京に出張、
場所が浅草近く。
東京名物といってもいいであろう、
「どじょうなべ」をいただきました。
創業200年をうたう「駒形どぜう」。
お昼は、名物のどぜう鍋と
ご飯類がついたセットが2600円。
これをいただきました。
お店の中は、座敷ながら、
なんとテーブルなし。
板がおいてあるだけ。
なんという江戸情緒あふれる空間か。
これが名物・どぜう鍋。
これで1人前。
HPの解説によると、
厳選したどぜうを酒に漬けて酔わせ、甘味噌仕立ての味噌汁で煮こんだあとすくい上げ、さらに渋みのタレで煮こみます。それによりどぜうの臭みがぬけ、骨も柔らかくなります。丸のままたっぷりネギをのせてお召し上がりください。
という調理法だそうで。
これが、
さすが名物!!
といいたくなるうまさでした。
どじょうがくさくなく、
ただただ、うまい。
下町の味、といいたくなる。
洗練されたうまさではありません。
庶民的な味。
おそらく江戸時代も親しまれたであろう味。
それがいまもいただける、幸せ。
どじょうが好きな人は100%ハマる。
できることなら、長い人生の中で、
もう一度味わいたい。
そう思うほど、こころにひびくお料理でした。