2014-02-25

「スパイのためのハンドブック」ウォルフガング・ロッツ

スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79)スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79)
ウォルフガング・ロッツ 朝河 伸英

早川書房  1982-03-30
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あなたはスパイに適しているか? スパイ養成の方法は?
 
金銭問題や異性問題にはどう対処するか? 引退後の生活は?――
著者のロッツは元スパイ。イスラエルの情報部員としての波瀾にとんだ
経験をもとに、豊富なエピソードを盛込み自己採点テストを加えて、
世界で初めてのスパイ養成本



スパイは甘くねえんだよ!!

007やスパイ大作戦みたいなことはねえんだよ!!

これが現実だ!!



とでも言われているようにすら感じる、
スパイ指南書。

著者は、本物のスパイとして活躍した人。
元イスラエルの諜報機関モサドで。
その「経験者」ウォルフガング・ロッツが語る、
スパイとして必要な資質、
さらにはスパイとしての基本。

そんなことが、章立てて語られています。

たとえば尾行の仕方とか。
賄賂を渡して情報を集める方法とか。
そもそもスパイになるためには最初どうすればいいか、
自分はいかにスカウトされたか。
いかに身分を偽るか、そのためにはどうすればいいか。


スパイの解説と、著者自身の体験談が半々くらいかな、
でもその体験談がノンフィクションなので
非常にひきこまれます。

文体は正直癖があって読みづらい、
ですが、薄いので、ささっと読めます。

スパイのことが大体わかる。
あくまで大体だけど、
スパイアクション映画ではわからない世界。



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