2012-06-15

「フィデル・カストロ――みずから語る革命家人生」


フィデル・カストロ――みずから語る革命家人生(上)フィデル・カストロ――みずから語る革命家人生(上)
イグナシオ・ラモネ フィデル・カストロ 伊高 浩昭

岩波書店  2011-02-04
売り上げランキング : 109005

Amazonで詳しく見る by G-Tools



フィデル・カストロ――みずから語る革命家人生(下)フィデル・カストロ――みずから語る革命家人生(下)
イグナシオ・ラモネ フィデル・カストロ 伊高 浩昭

岩波書店  2011-02-04
売り上げランキング : 222377

Amazonで詳しく見る by G-Tools

長かった。
1月かけてようやく読了。

キューバの指導者フィデル・カストロ
インタビューをまとめた本です。

同じくキューバ革命の盟友チェ・ゲバラの本は
いろいろ読んでいたのですが、
それらを見れば見るほど、キューバ革命の司令官・カストロに興味がわき、
でも本人の口から語った著書はこれくらいしかなく。

ジャーナリストさんが長い時間取材し対話した内容を
まとめています。

カストロとは何をやった人なのか
分かっていないと読み進められない内容ですが、
いやもう、カストロのカリスマ性と人間性がよく分かる本でした。

キューバはアメリカと敵対関係にあり偏向報道が多い中
この本は本人のコメントでしめられており、
出生からキューバ革命、さらにはキューバ危機、
チェ・ゲバラのこと、亡命問題、後継者問題まで
当事者の意見が非常にリアル。当たり前だけど。

正直退屈するところもあります、上巻だけでもいい。

国をつくり、それを統治しつづけるカリスマが
どのような考えで行動していたのか、よく分かります。
カストロ記憶力よすぎ。

しかし、このカリスマが亡くなったら
キューバはいったいどうなるのか、
そう思わされるほど、カストロに魅せられる内容です。



このブログを検索