非常にショッキングな現実を目の当たりにする本です。
撮影した馬小虎 氏は、実際に精神病者と生活して、
お互い慣れてからシャッターを切ったそうです。
この本によると、中国の精神病患者の状況はひどいもので、
気が狂った家族を入院させるため借金したり、
患者を世話できるスタッフが不足し、患者が衰弱死していったりと、
精神病になるだけで生きるか死ぬかの世界に追い込まれるようです。
そして、かつて中国では政治的な思想がないと
気が狂うと思われていたそうです。
その考えが狂気じみている…
まだ手に入りますが、金沢市の泉野図書館で借りられますよ。
忘れられた人々―中国精神病人的生存状況 張 大克 李 丹 by G-Tools |