プレゼンテーションの極意 川崎 和男 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
世界的に著名なデザイナー
川崎和男さんのご本を読みました。
ファンなんです。
川崎さんが、企画立案、そしてそのプレゼンまで
ご自分のやり方や心がけていることを解説しています。
ときどき自分の親御さんの話などプライベートがまざり、
それがかえって読みやすいです。
以下、ぐっと来た内容をざっと。
・プレゼンテーションは恋愛である
・発想とは思いつきだが説得でき納得を得るためには
わがままと誠実さが必要
・企画に大切なのは
(1)なぜそのアイデアを実現したいのか(企画理由)
(2)なぜ今、この時期なのか(タイミング)
(3)そのアイデアの実現によってどのような効果・効用があるのか(実現による効能)
(4)具体的にどのように実施していくのか(具体的計画策)
(5)どれくらいの予算・準備がかかるのか(実現までの戦略と計画)
(6)実現にあたり解決すべき問題・課題・議題は何なのか(回答・応答・解答)
・相手に誠実になるためには自分のアイデアを死ぬほど愛せばよい
・けなされることを恐れるな
・100人いて100人全員が納得してくれるアイデアは無難なものにすぎない
・一番大切なのは、プレゼンで自分が何を言いたいかという発想
・コンセプトとは一言で製作意図や想いを伝えられるもの
・プレゼンは一行表現、一言を目指す
・好奇心を刺激する→安心感を与える→記憶に残る
自分は企画をしたり企画書をつくったりするとき
かなり苦労しているので、
格言となる言葉がたくさんありました。
川崎さんの語り口調の文体が分かりやすく、
感覚的に理解していたことが文章として再度理解しなおすことができ、
内容がより吸収しやすかったです。
これはいい本。
かけだしプランナーにとって教科書となる一冊です。