スタジオボイス:サブカルチャー先駆け、月刊誌が休刊
サブカルチャーマガジンの先駆けとなった月刊誌「スタジオボイス」が9月号(8月6日発売)で休刊することが3日、分かった。発行しているINFASパブリケーションズは「販売部数と広告売り上げが減少した」と説明している。「スタジオボイス」は1976年創刊。90年代には発行部数を10万部に伸ばしたが、最近は3万~4万部に落ち込んでいた。ネット版の「スタジオボイスオンライン」は継続するという。
毎日新聞 2009年7月4日 東京朝刊
いよいよか!という感じですが。
さみしいです。
とても好きな雑誌でよく買っていました。
いまでも手元に何冊か残してあります。
ただ、ここ数年は特集の掘り下げ方が甘く、
特集テーマも「ぬるく」感じるものばかりだったので
そのうち廃刊しそうだなあ…と思っていました。
昔は「黒人」「ブロンソン」「60sグラフィック」「ブラックパワー」など
濃い特集が多かったので、食い入るように読んでいました。
切り口も斬新で、この雑誌からサブカル知識をどんどん得ていましたね。
レイアウトも目をひくものばかり。
1991年10月号「黒人的。」特集より。
黒人的な日本人ということで北島三郎や志村けんを取り上げていました。
このレイアウトにはKOさせられました。
休刊は大変残念です。
いつか復活し、以前のような濃い特集をしてほしい。そう思います。