2010-07-09

「電子書籍の衝撃」佐々木俊尚

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)
佐々木 俊尚

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2010-04-15
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同僚さんに借りた本です。これ良書。
電子書籍について知っておきたいときの入門編にピッタリ。

著者の佐々木さんは、おそらくいま一番
イケイケなITジャーナリスト。
多数の著作があります。

そんな佐々木さんの電子書籍の案内本。
電子書籍とはどのようなもので
どんな見られ方をするか、
そしてどんな可能性があるのか。
非常にわかりやすいです。

佐々木さんが音楽好きだそうで、この本では
音楽と電子書籍をたとえるシーンが多々出てきます。
ぼくも音楽が好きなので、正直この解説がわかりやすかった。
たとえば、「どこにでもある状態」を「アンビエント化」と表現しています。
このアンビエントというジャンルを事前に知っていれば
この言葉もすっと入ってきます。

そしてこの本で一番ぐっと来たのは
現状の日本の出版・取り次ぎ制度の問題点も説明し、
電子書籍がいかにそれを崩壊させてくれるか
順序立てて解説しているところです。

これは非常に新鮮な情報を扱っているので
興味があればなるべく早めに読んでおきたい。
1年経ったらもう古いと思います。

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