電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書) 佐々木 俊尚 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2010-04-15 売り上げランキング : 465 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
同僚さんに借りた本です。これ良書。
電子書籍について知っておきたいときの入門編にピッタリ。
著者の佐々木さんは、おそらくいま一番
イケイケなITジャーナリスト。
多数の著作があります。
そんな佐々木さんの電子書籍の案内本。
電子書籍とはどのようなもので
どんな見られ方をするか、
そしてどんな可能性があるのか。
非常にわかりやすいです。
佐々木さんが音楽好きだそうで、この本では
音楽と電子書籍をたとえるシーンが多々出てきます。
ぼくも音楽が好きなので、正直この解説がわかりやすかった。
たとえば、「どこにでもある状態」を「アンビエント化」と表現しています。
このアンビエントというジャンルを事前に知っていれば
この言葉もすっと入ってきます。
そしてこの本で一番ぐっと来たのは
現状の日本の出版・取り次ぎ制度の問題点も説明し、
電子書籍がいかにそれを崩壊させてくれるか
順序立てて解説しているところです。
これは非常に新鮮な情報を扱っているので
興味があればなるべく早めに読んでおきたい。
1年経ったらもう古いと思います。