この業界では、トップレベルといっていい賞だ。
たとえていうなら
「インディーズでリリースした作品が
グラミー賞新人賞受賞」
くらい、すごいこと。
彼は、どうしてもやりたいことがあり
会社ではできないと思い、辞めて
「やりたいこと」に専念できる環境に移った。
そして今回の受賞。
水島新司のマンガくらい、できすぎとも思える展開だ。
ずいぶん以前にも本ブログでご紹介した
糸井重里さんと祖父江慎さんの対談を思い出す。
糸井
と言うことはさあ、
ひとを育てるには、させないで
飢えさせるのがいちばんかもしれない。
そう、飢え。
彼は「やりたいこと」に飢えていた。
そしてそれを求めつつ、ずっと与えられた仕事していた。
ただ漫然とこなすのではない、飢えながらやっていたのだ。
正直自分もやりたいことがあって、この会社に移ってきたはず。
それが忙しさにかまけて、飢えていなかった。
いや、「上達する」ことに飢えてはいた。
しかし足りなかったように反省する。
己の中のハードルをもっと高く掲げて
自分自身の理想像に近づけるよう、飢えなくては。
腐っていてもダメ、漫然としていてもダメ。
飢えることが、自分を成長させてくれる。