人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫) 徳間書店 2001-03 売り上げランキング : 1642 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これはめちゃくちゃいい本!
手元においておきたい!
小説家山田風太郎さんの著書ですが
内容はノンフィクション。
タイトル通り、古今東西のあらゆる著名人の「臨終」、
つまり死にざまだけを淡々と紹介した本です。
ボリュームたっぷり、全3巻。
17歳で死んだ八百屋お七から100数歳で死んだ人まで
死に方・死に際だけを解説していて圧巻。
人によって解説文の長さがまったく違うのも興味深いです。
へたな小説より、よっぽど心に響く。
また山田さんの文章が「読ませる」内容で退屈しません。
人の死ぬ方法とはこんなにたくさんあるのか、
そして歴史に名を残す人もこんなに情けなく死んでいったのか、
またはかっこよく死んでいったのか。
人に平等に訪れる「死」についていろいろ考えさせられます。