科学とオカルト (講談社学術文庫) 池田 清彦 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
面白そうなタイトルに惹かれて読みました。
オカルトの派生と、それがどのように科学に移行していくのか
分かりやすく解説された本。
カルト教団が目指すものも、
科学で証明できることがあったり
昔の錬金術の世界は
それこそオカルトだったり。
錬金術は一人が知っていれば
それでお金をかせげたが、
科学には「再現性」が必要で
それがどんどん高度化していき
いまのように科学がとっつきづらいものになった
という説明がされています。
分かりやすかったです。
科学は万能ではなく、
「かげがえのない私」「ひとりしかいない私」を探すために
自分の存在意義を認めてくれる場所=カルトがはびこるようになる
という説明が非常にグッときました。