2017-06-26

かつて駅前にあった名店が鳥越に 「蕎麦やまぎし」へ





昔駅前にあり、たまに食べに行っていた「蕎麦やまぎし」。
過去記事

ご主人のご実家だった鳥越に移転したらしく、
白峰に遊びに行くついでに行ってきました。

ただ「ついで」ではなかったです。
遠い。めっちゃ遠い。

この先にほんとに店があるのかな?
といった道を通っていくと集落が。



一応バスは走っているようだけど。
ほんと、なんもないです。
「やまぎし」を紹介した記事によると
この集落の住人は10数人だとか…

こののれんがすでに懐かしい。


しかし12時過ぎに着いたら
半分以上の席が埋まっている。超人気!




そしてここはもともとご主人のご実家だそうです。
20年はほったらかしにしていたのを、
なんと自分で!フル改装したそうな。
すげえ。







ですのでそこはかとない実家感があります。
むしろくつろげる。




おそばは移転前とほぼ変わっていません。
田舎、白、粗挽きが基本の3種で、
田舎と白は太く切ったものもあるといった感じ。
全部普通盛りは800円。お手頃。

全部頼みました。
すべて小鉢がついてきます。
この日はお漬物とかぼちゃの煮物、
そして金沢の郷土料理・べろべろ。


蕎麦の実の中身だけを使った白、


全部使った田舎、


そして極太の田舎粗挽き。


この田舎粗挽きが食べたくてここまで来た!
太い、蕎麦とは思えないほど。

割り箸とくらべてもこの太さ!


田舎粗挽きはまるでお蕎麦とそばがきの中間。
もくもぐと食べる感じ。もっちもちです。
駅前のときより、よりすっきりした味になった気が。
水がいいのかな。

とにかく蕎麦の風味が広がる、
いい意味で飾らない、田舎らしいお蕎麦。
白と田舎も同様です。
ただ娘にはちょっとかたかったようで、

おむすび100円(!)のほうが食べてくれました。


そしてそばがきもいただきました。
たっぷり、大きめで、なんと250円の激安さ。

しかも3人分に分けてくれました。

まるでお餅。
蕎麦の風味は、田舎粗挽きのほうが強いですが
素朴なそばもち感覚でいただけます。


食後の蕎麦湯も絶品。
これが一番、蕎麦の風味がダイレクトに感じられるかも。
とろとろでした。



とにかく遠いし、不便な場所です。
帰り際にはそこそこでかいムカデ(!)が出たくらい、山。

だからこそ、ドライブがてら行くのにはぴったり。
実際、この日はツーリング客が20人近く来店してました。

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